ジョン P コッター、カモメになったペンギン

カモメになったペンギン

カモメになったペンギン


ハーバードビジネススクールリーダーシップ論や企業変革論などで世界的に有名な教授、ジョンコッターさんのとてもわかりやすい小説です。


大人から子供まで一気に読める形で書いてある小説です。が、子供よりも、社会に出て人間関係や企業の方針でなかなか折り合いがつかない時にこの本を読むとストンと心に残ると思います。


平和に住んでいるペンギンたちですが、あるペンギンが実は安心して暮らしていて氷の下が空洞で、いつこの氷が溶けて、生活する場がなくなってもおかしくない状況であることに気がつきます。この危機をみんなで克服していかないといけないのですが、そんなことが起こるはずがないと理解をしてくれないほとんどのペンギンたちを相手に、わかってくれる友人たちとともに解決を模索していくと言うストーリー展開です。


コッター教授は、企業でもこのようなことがごく当たり前に起こっており、変革に対して敏感になり、対応していく必要があると、ペンギンとカモメに役者になってもらって説明しています。

変革に対する逆風、その解決法などが小説で記されてます。読みながら、あるある、そう考えること、いるいる、そういう人、などかなり身近に感じられる光景がたくさん出てきます。

ボリュームも少ないし一気に読めるような内容です。


はてさて、ペンギンたちは助かるんでしょうか?


悩める会社員たちに皆さん読んでもらいたい作品です