EQリーダーシップ ダニエル コールマン

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「優れたリーダーは人の心を動かす、人の情熱に火をつけ、最高の力を引き出す」この書き出しから始まる本の英文タイトルはPrimal Leadership - realizing the power of emotional Intelligence 。日本語タイトルはEQ リーダーシップ。EQ, すなわち心の知能指数といわれるものですが、英文ではemotional intelligence。こちらの方がなんとなく分かりやすい気がします。

 


「どのような集団においてもリーダーはメンバーの感情を作用する最大の力を持っている。リーダーが感情の良い方向へ導けば集団の資質を引き出すことができる。これを共鳴と呼ぶ。」

確かに、上司が前向きで明るい人だと、仕事もやりやすく、スムーズにいきます。上司の影響は大きいということはわかりますが、上司でなくても、先輩や同僚がいい人だと仕事はしやすくなりますよね。

 


「リーダーの姿勢が大きく影響力を持つ原因は、脳の大脳辺縁系の開回路性によるもの。人間の感情は周囲から影響を受ける。開回路性のおかげで人は互いに助け合うことができる。開回路性は他律的に働くのだ。」

なるほど。脳の特性によるものだったんだ。。。ということは、ヨイ感情、悪い感情も周りから受け入れてしまうということ?

 


「職場においては嫉妬も不安も幸福感も、集団感染は避けられない。まとまりの強い集団ほど雰囲気や感情や潜在的欲求まで共有しあう度合いが強い。」

やっぱり。。。

 


「笑い声があれば従業員たちが頭だけでなく心も仕事に集中している兆候といえる。明るい雰囲気は良い仕事につながる。。。」などなど。実感としてわかります。

ではどのように元気で明るくて前向きで、笑い声の多い、人を伸ばしてくれる、そんなリーダーが、EQの高いリーダーが作られるのか、この本を読み進めて行くことにします。というよりか、上司に読んで欲しい気もしますが。。。とりあえず、下っ端の自分も読むことにしよう。

 


「企業風土は業績を20パーセントから30パーセント左右する力を持っていると言われているが、社員の能力を最大限に引き出せるかどうかが実際の数字に跳ね返ってくる。

従業員が何から企業風土を感じ取るかを追跡してみると、50ないし70パーセントがリーダーという1人の人物の行動に起因していることがわかる。リーダーは、他の誰にもまして、従業員の働きぶりに直接的な影響を与える存在なのだ。」

 


だそうです。自分にも参考になることがあるかもです。