この本は私の時間感覚、スケジュール管理を根本から変えてくれました。読後に時間にゆとりをもつことを心がけ、結果として以前よりも効率良く日常を過ごしていると感じています。
スラック すなわちゆとり、余裕、すきま時間、空白の時間。実はこれは侮れない。
あらゆる停滞をスムーズに動かしてくれる大事な要素なのだと説明しています。
スラックとは、別の表現では、スーツケースの中の隙間です。旅支度をする時に、スーツケースを隙間なく詰めますか?少し隙間をもたせますか?それとも、中をスカスカにして旅に出ますか?
身近な問いを重ねながら、自分の時間、思考の無駄を振り返ることができます。
時間がないために時間のやりくりに追われ、本来こなさなくてはならない仕事が手につかない。そしてますます時間がなくなってしまう。
お金がないために借金をする。ところがちょっとした借金なのに利息を返すばかりで、その納付期限には又、お金がなくなってしまい、又借金を繰り返す。
この負のサイクル、トンネリングと呼んでいましたが、どのようにして、そこから抜け出すのでしょうか?
実は、スラックを持つ…ことが、解決手段の一つなのでした。
勿論、締め切り前に生まれる驚く様なアイディアや、切迫した時に湧き出てくる火事場の馬鹿力のような能力、巡り合わせ、などの追い込まれての成功例もあります(集中ボーナスと読んでいましたが)ところがその結果ばかりに目が行き、実はその副作用を無視していたことにも気付かされました。
子供達や同僚、友人などにこの本を勧めたのですが、読む時間が無い位、みなさん忙しいらしく…(だから読んでほしいのに 笑)読んでくれないんです。
しょっ中トンネリングにはまっていた私にとって、とても有り難い一冊でした。
是非ご一読を。
#時間管理
#効率化