奇貨置くべし 宮城谷昌光先生。秋の夜長に、キングダムの時代にタイムトリップ

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美容院に行ったら、若い男性の美容師さんが始皇帝の話を熱っぽく語っています。今時の若い子って何でも知っているのねーと感心しながら、私もついつい盛り上がっていたら、私は宮城谷先生の本の話、彼らはキングダムという、コミックの話でした。ナント…楽しかった…

 

それにしても、あの小難しい時代の面白いエッセンスをコミックで読めるなんて。素晴らしい!!

私も読まなくては!!でも、すでに30巻以上あるらしいので、まとめて一気読みしたい…😎フッフッフッ

 

宮城谷昌光先生の奇貨居くべし 。も素晴らしいんですよ。

 

始皇帝を持ち上げていった宰相呂不韋の幼少期から、上り詰めるまでの波乱の生涯を描いています。夜更かしして夢中で読みました。

 

義母や使用人から軽んじられ、(卑屈になってる)幼い不韋は、父から黄金探しを命じられます。いよいよ捨てられるのか…と怖がりながら旅が始まります。この旅から様々な体験を積み、歴史の証人になる様な人物や品物と出会います。

和氏の碧、(今の翡翠のようなもので、当時は超高級品で、皇帝の印などに使われました)、孟嘗君、など、聞いたことあるような単語、名前が出てきて、この時代なのですね~。成る程成る程…とグイグイと、紀元前の世界に引き込まれていきます。

 

秋の夜長のタイムトリップにはピッタリです。

 

どうして一商人が皇位継承の望みなど全くない人物を見つけ、育てたか。それよりもその前…どうやって大商人まで上り詰めていったのか…

読んでからのお楽しみです

 

歴史好きだけど、日本の歴史本はもう、ほとんど読んだしなぁ…という方にもお勧めですヨ。