これもハーバード大学の研究結果からのRobert Waldinger 先生からの報告です。今日たまたま見つけたTEDのスピーチにとても感動したのでブログにかきます。
何が人生を幸せにしてくれるのか？
75年間724人の男性をハーバード大学の学生から極貧困層の子供までの人生を、健康状態から、仕事、家庭、生活全てに渡って、定年後も追いかけた結果でした。その724人の中にはアルコール依存症になった人、統合失調症になった人、色々な人がいますが、1人は大統領になった人もいるということです。驚きですね。
今もその研究は継続していて、90代の男性も60名います。
彼らの人生の何万ページからなる情報から、
わたしたちを健康に幸福にするのは、何だったのでしょう？
それは、良い人間関係。
お金や名声でははく、身近な人との良い関係なのです。
友人の数が大事なのではありません。親密な人たちとの良い人間関係です。
それは健康面も脳も守ってくれるのです。
確かに良い人間関係が人生を豊かにしてくれることは周知の事ですが、何故、軽んじられるのでしょうか？
お金や名声は、手っ取り早く手に入れられる、生活を快適に維持してくれるものです。
人間関係はもっと複雑で、家族や友人との関係を良好に保つのは地味で努力が必要です。又、それは死ぬまで続く継続的なものですから。
なるほど…
健康や幸せの法則が、とても身近くに感じられませんか？
そういえば、カワチ教授が日本の絆が素晴らしい、と書かれていましたが。この延長線のことなのですね…
最後に、
一生は短すぎるから、悩んだり、反省したり、傷ついていたりしている時間はない。あっという間の時間だから、愛し合うことしかできない。
という100歳以上生きたマーク トウエイン の言葉で、締めくくられていました。素敵です。
静かに上品な、心の清涼剤のようなスピーチでした。
TEDのTOP25の中に入っています。超超お勧めです。
